『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』
レバラン帰国の飛行機で、観た。
マクドナルドの創業の話である。
画期的なスピーディな支給方法を苦労の末あみだした男(おそらくファストフードの概念をこの世に送り込んだ)と、それに価値を見出し世界中に広めた男の話である。
「あみだす」と「広める」─。
どちらかが欠けると、ビジネスにはなりにくい。ただ、個人的には、あみだされたものを信じて「広める」方に軍配をあげたくなる。
まあそれは、個人の裁量によるので、時間が許すなら、この映画を観て頂きたい。色々考えさせられるし、マクドナルドの見方もほんの少し変わる。
そして、考えさせられる環境を与えてくれたのが、機内である。
日本⇄インドネシアの飛行時間は7時間ほど。はじめは、クソ長いと文句を垂れていた。
がしかし、考え方を少し変えれば、そこは、お酒飲み放題のお店と化す。グレードはわからんが、ビールにはじまり、ワイン、焼酎、日本酒、ウイスキー、ウォッカなどひと通り揃っている。それを心ゆくまで堪能できることを考えると、7時間は決して文句を垂れる時間ではない。
インドネシア→日本の帰国便なら、プレモルやエビスの極上さを体感できる(これはホントに身にしみる)。そして、ワインも小型なので、赤白の二刀流を堪能できるのである。
僕はお酒は好きだがそれほど強くはないので、ある程度のお酒を楽しんだあとは、睡魔の誘いに身を任せ、映画そっちのけで睡眠に没頭してしまう。
そして、目覚めた後に映画の続きを観る。それできっちり7時間だ。
うむ、実に素晴らしい。まさに、「素敵な空の旅をお楽しみ下さい」である。
あなたの「素敵な空の旅をお楽しみください」は、何ですか?