@cikarang

インドネシアはリッポーチカランでの生活を記録に残し、記憶にとどめる。

デルタマス 「蔵」のハンバーグは、厚・汁・味 の三拍子のバランスが抜群


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チカランの美味しい洋食屋さんをあげろと言われたら、どこをあげるだろうか?

僕は迷わずに、蔵 と答えるだろう。きっとご存知の方も多いはずだ。

蔵は、デルタマスに店を構え、以前は「キッチン18」という店名で、料理を出していた。経営的なことが関係して、店名も変わったと噂では聞く。 

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余談となるが、キッチン18の前は「キラキラ銀座」がこの場所で営業をしていた。(今はサンクレスト内)

 

美味しい洋食屋さんにあげた理由は、ハンバーグである。

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お馴染みの牛の鉄板にのせられたハンバーグは、ジュージューと音を鳴らし、肉汁を滴らせ、チーズと絡み合い、厚さを強調しながら運ばれてくる。

まさに、目と鼻と耳と舌で楽しめる。

最近は、専らこのモッツァレラチーズハンバーグの虜となっている。 

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ただ、蔵ではいつも悩まされることがある。

オーダーを「ハンバーグ系にするか?トンカツ系にするか?」の選択に。

トンカツもハンバーグと同じくらいに、高いクオリティで、日本でもなかなかこんなトンカツにはお目にかかれない、という声をしばしば聞く。

 

昔の僕なら、迷わずにトンカツ系を選択するであろう。

肉にころもを着させ、肉の素材そのものを活かしつつ、サクサク感と油っぽさを寄与する手法は、一体だれがあみだしたのだろうか、といつも感心してしまう。

一方で、ハンバーグはせっかくの肉塊をわざわざ引き千切ってミンチにし、それをまた合わせて塊にする。その一見無駄とも思える行為を、理解できずにいた。さらに、肉が多少悪いモノでも引き千切ってしまうので、誤魔化しのきくあたりが、信頼性の問題ではあるが、あやしんでいた。

 

そう、蔵のハンバーグを食べるまでは。

 

初めからしのごの言わずに、とりあえず食べてみれば良かったのだ。ビジネスの世界でも結果が全てであるように、ハンバーグの世界においても過程の文句はたれずに、黙って食べるべきだったのだ。

肉塊を引き千切る工程は、半ば反則的な肉汁という付加価値を寄与するためのもので、決して誤魔化しのためではないのだ。少なくとも蔵のハンバーグは。

 

話は少々飛んで、じゃあ、メンチカツは何なのか?

トンカツのころもと、ハンバーグの肉汁の合わせ技一本といったところか。そんな邪道な良いとこどりは、許しがたいと思い、グーグル先生に聞いてみた。

すると、「メンチカツは、ミートボールからヒントを得て考案されたのが起源」だとか。

ん?じゃあ、ハンバーグとミートボールの違いは何なんだろうか?大きさか?味付けか?

 

まあ、何でもよかろうよ。

食べて美味しいなら、過程や謂れに対してブツクサ文句を言うべきではない。

 

インドネシアでこのクオリティのハンバーグやトンカツを食べられること自体、大変贅沢なのだから。